厨房でゴキブリをよく見るようになった…
対策の方法がわからない
ゴキブリの対策に毒餌を置いても減らない…
上記のようなゴキブリに悩まされている飲食店のオーナーや店長におすすめの記事となります。
この記事を読んで正しい対策をすればゴキブリを見る確率は大幅に減少します。
飲食店で一番の天敵は「ゴキブリ」ですね。どれだけ、丁寧な接客や、おいしい料理を提供していても、ゴキブリが一匹お客様の目に移っただけでも全て台無しです。
料理に紛れ込んでしまったら目もあてれません…
ネットが普及した現在ではゴキブリを出すと一気に口コミが広まり「ゴキブリが出るお店」なんて書かれたら、口コミを見たお客様はそういうお店だと思うでしょう。
今回は、ゴキブリによる弊害や、侵入経路・駆除の方法など飲食店でのゴキブリ対策を簡単にご紹介いたします。
ゴキブリによる弊害
ゴキブリが飲食店に現れる事による弊害を紹介いたします。
- 【ゴキブリによる弊害】:1お店のイメージが悪くなる
- 【ゴキブリによる弊害】:2料理に入る可能性がある
- 【ゴキブリによる弊害】:3厨房機器の故障の原因になる
【ゴキブリによる弊害】:1お店のイメージが悪くなる
お客様の目線で考えると、いくらキレイで接客が良く料理がおいしくても、ゴキブリが走るようなお店であれば次はもう行きたくないですよね?
飲食店でゴキブリを見てしまうと、お客様からするともしかした料理や食材の上をゴキブリが通ったとしたら?ゴキブリも一緒に食べてしまったら?などの想像が働き、衛生面を最悪だと評価してしまうからです。
ゴキブリが出るという口コミを見たお客様が衛生面が悪いお店だと思い、あなたのお店は選択肢から外されお客様の減少の要因となります。
【ゴキブリによる弊害】:2料理に入る可能がある
料理や食材に紛れ込んでしまう可能性もあります。
もし、料理に入ってしまいお客様に提供をされてしまったとしたら…
想像したくないですね。小さいチャバネゴキブリが繁殖しているお店であれば小さい分気づきにくいので混入する可能性が高まります。
【ゴキブリによる弊害】:3厨房機器の故障の原因になる
え!?ゴキブリと厨房機器の故障の原因になるのは知らなかった!!と思われる人がほとんどでしょう。
小さいチャバネゴキブリなどは、暖かいところで巣を作ります。特に多いのが厨房機器のモーターなど熱を持ちやすい部品の辺りです。
厨房機器のモーターや基盤のあたりで巣を作られてしまうと、ゴキブリたちはモーターや基盤に侵入します。基板などにゴキブリが入ってしまうと漏電を起こし、基盤の故障により機械が壊れてしまいます。
高額な機器を購入してもゴキブリのせいで故障となると最悪ですよね!
なので、ゴキブリ対策をしっかりしていきましょう。
飲食店でゴキブリが発生しやすい理由
なぜ飲食店では特にゴキブリが発生してしまうのでしょうか?
ここからは、飲食店でゴキブリが発生しやすい理由を紹介します。
- 【ゴキブリが発生しやすい理由】1:餌になるものや水気が豊富
- 【ゴキブリが発生しやすい理由】2:冬場でも暖かいところがある
- 【ゴキブリが発生しやすい理由】3:人の出入りが多い
【ゴキブリが発生しやすい理由】1:餌になりやすいものや水気が豊富
飲食店でゴキブリが発生しやすい理由はやはり餌となるものが多いからです。
飲食店では食材や生ごみが多くありゴキブリにとっては餌の宝庫になります。またシンクなど水場が多くあるためゴキブリにとっては繁殖しやすい条件が整えっています。
【ゴキブリが発生しやすい理由】2:冬場でも暖かいところがある
飲食店でよく見るのはチャバネゴキブリになります。チャバネゴキブリは、冬場など温度が20℃以下になると繁殖しなくなります。
飲食店は営業中、厨房で火を使うため室内の温度が上がる為、冬場でも関係なく暖かい為繁殖ができるのです。
また、冷蔵庫のモーターの排熱部分など24時間動いている厨房機器の周りは熱を持っているので、たとえ厨の温度が低かったとしてもゴキブリがそこに巣を作り増えてしまういます。
【ゴキブリが発生しやすい理由】3:人の出入りが多い
人の出入りとゴキブリと何の関係があるの?と思うかもしれません。
人の出入りが多いという事は、その分出入口の扉が開くという事で外から侵入するリスクが増えます。
他に意外かもしれませんが、ゴキブリは人に引っ付いて外から侵入することも多く、食材の仕入れ業者など段ボールで食材を持ってきている業者さんが工場などから持ってきてしまう可能性もあります。
ゴキブリの侵入経路
ゴキブリはいったいどこからやってくるの?
ここからは、ゴキブリの侵入系ををご紹介いたします。
- 【ゴキブリの侵入経路】:1排水管
- 【ゴキブリの侵入経路】:2建物の隙間
- 【ゴキブリの侵入経路】:3出入口
【ゴキブリの侵入経路】:1排水管
排水管から上がって侵入してきます。飲食店のシンクなど排水はジャバラホースを排水のところにさしてあるだけなので、トラップが無いのでそのまま上がってきます。
また、ジャバラホースと排水の塩ビ管の間が空いている場合が多く、その隙間からゴキブリが上がってきます。
【ゴキブリの侵入経路】:2建物の隙間
飲食店のテナントは新築でないかぎり、必ず隙間ができてしまいます。その隙間からゴキブリがやってきます。
また、飲食店のテナントが集まっているところほど、他の店舗でゴキブリが発生してしまうとこちらの店舗で対策していても侵入してきます。
私が聞いて酷かった店舗だと、ゴキブリに悩まされていた隣り合った2店舗があり、片方の店舗が床の隙間をコンクリートで埋めた結果、隣の店舗にゴキブリが集中し大変な事になっておりました。
【ゴキブリの侵入経路】:3出入口
ゴキブリは外からやってきます。
特に多いのが食材の業者の段ボールや食品に引っ付いてやってくることが多いです。
また、人の出入りが多くなるとゴキブリが侵入しやすくなります。
ゴキブリの対策・駆除方法
ここまで、ゴキブリが発生しやすい理由と侵入経路を紹介いたしました。
原因は分かったど、どう対策したらいいの?
ここからは、本題に入り対策と駆除方法を紹介いたします。
ゴキブリの対策
いくら駆除をしたとしても、普段対策をしていなければ数が減るのは一時だけです。
飲食店で現れるチャバネゴキブリは繁殖能力が高いですが行動範囲が狭いのが特徴です。
そういった特徴から日々の対策をすれば数を増やさないようにもできます。
すぐできる対策をご紹介いたします。
- 【ゴキブリ対策】1:ゴキブリの餌になるものを減らす
- 【ゴキブリ対策】2:ゴキブリの侵入経路を減らす
【ゴキブリ対策】1:ゴキブリの餌になるものを減らす
飲食店で、一番の問題はゴキブリが生きていくために必要な餌と水が豊富にあることです。
この、餌になるものを減らすを根本的に減らすことでゴキブリの繁殖を弱めることが出来ます。
ズバリ言います!!厨房を清潔にしておくことです!!
- 生ゴミはすぐ袋に入れて片付ける
- シンクのごみ受けにモノを残さない
- 厨房の掃除をしっかりし、清潔に保つ
- シンクなど水回りは使い終わったら水気を残さないように拭く
これらを意識するだけで充分な対策になりますので心掛けましょう!!
【ゴキブリ対策】2:侵入経路を減らす
次は、外からのゴキブリの侵入する確率を減らす対策です。
どこからゴキブリが来ているのか分からない時は、まずゴキブリホイホイのような粘着質のモノを色んな所に設置することで、どこでゴキブリが発生しているのか、どこを通っているか絞ることが出来ます。
- 壁などの隙間を埋める
- ゴキブリをよく見かける場所に毒餌を置く
- 排水のところに、地面の間の方には防臭栓をつけ隙間を無くす
- シンクを使わない深夜などは、シンクのゴミかごに蓋をする
- 食材などの受け取りは、厨房以外に区画を作り納品してもらう
- 段ボールは速やかに処分する
ゴキブリが侵入しやすいところは、隙間を埋める事侵入できなくすることが出来ます。
段ボールは、もうゴキブリの巣だと考えてください。その為、巣を厨房に入れないように対策が必要になります。食材の受け取りは厨房外でできれば裏口と厨房の間に一部屋あるのが理想です。
段ボールも厨房外で処分することでゴキブリ侵入リスクを最小限にすることが出来ます。
ゴキブリの駆除の方法
対策についてお話をしてきました。
ゴキブリの駆除のために毒餌を置いても効果がなかったなんて人もいるかもしれません。それはやり方が間違っているのかもしれません。
ゴキブリの駆除方法を、自分でできる方法と、業者に依頼する場合の2パターンで紹介します。
【ゴキブリの駆除方法】1:自分でやる場合
ゴキブリを駆除するのに覚えておいてほしいものが2つあります!!
効果のある所に毒餌を置く、毒の耐性があると意味がない
ゴキブリは、繁殖している場所や通り道に毒餌などの罠を置かないと意味がありません。また、ゴキブリは同じ毒を使っていてもいずれ効かない個体が増え効果がうすくなってしまいます。聞かなくなったら別の種類の毒を使うようにしてください。
駆除の手順を紹介いたします。
- ゴキブリホイホイのような粘着質のモノを色んな所に置きゴキブリの巣や行動を把握する
- 通り道や巣のある所に毒餌を置く
- 効果があるのか確認する
- 効かなければ、成分が違うものを使う
- 以下繰り返し
ゴキブリは、冬の繁殖がしにくい時にどれだけ数を減らす事ができるかにかかっております。
また、日中などでさえゴキブリを見てしまうような場合は、数が多すぎる為可能性が高く個人での駆除は難しい為、業者に依頼するようにしましょう。
【ゴキブリの駆除方法】2:業者に依頼する場合
ゴキブリを発生しており駆除したい場合は業者に依頼することをオススメします。
業者に任せ1年プランなどでゴキブリの数を減らして、自分でやる駆除は予防のようにイメージでやる方のが一番コスパが良いです。
業者ってどんな風に駆除するの?
主に1回又は年間契約で定期的に状況を確認しながら対策をしてくれるプランがあります。
しっかり減らしたのであれば年「契約のプラン」にしましょう!!
駆除の方法を紹介します。
- 【業者のゴキブリ駆除方法】1:ガス系の毒を散布する
- 【業者のゴキブリ駆除方法】2:毒餌を置く
【業者のゴキブリ駆除方法】1:ガス系の毒を散布する
ガス系の毒を散布する方法は隙間などに隠れているゴキブリにも効果があります。
毒を散布するため、丸一日は厨房に食材を置いておくことはできません。台なども全てシートを張る必要があるため時間がかかるので休日一日作業になります。
濡れている場所では効果が弱くなってしまう弱点があります。
【業者のゴキブリ駆除方法】2:毒餌を置く
一番多いのがこの毒餌を置く方法です。適切な場所に置くことで高い効果を得る事ができ、また手軽に作業を行うことが出来ます。
年プランでオススメする理由に、毒の成分によっては耐性があり効果がない可能性もあるため状況を確認しながら毒の成分を変えてもらう必要があるためです。
玉ねぎなどの成分が入ったものは、時間が経つとゴキブリの餌になってしまう弱点があります。
まとめ
今回は、飲食店の天敵であるゴキブリの対策や駆除方法をご紹介いたしました。
ゴキブリは、お店のイメージを悪くするだけでなく、機器トラブルの原因になり得るものなので対策は必須となります。
ゴキブリをよく見るなと思ったら、まず業者に依頼するようにしましょう。
ゴキブリが減ってからは根本的な原因を無くさないと意味がないので、対策をしっかりと行っていきましょう!!
素敵なお店の経営を頑張ってください!!