「毒親育ち」 毒親から逃げるまでのエピソード・対策を紹介

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私自身毒親育ちの人間です。

毒親に育てられると、家族の言う事は全て正しい理不尽な事があっても正しいと洗脳されます。でも家族から逃げたいとひたすら考えていました。

しかし、友人に相談しても家族は大切にしなきゃだとか理解を得られるのも難しいです。家族を大切に思えない自分がおかしいのではないかと自分を責めたこともありました。

今では、毒親から離れて心理的にも安定してきたので実家での体験記をいくつか紹介していきます。

もし同じように悩んでいる人がいたら、まず今の環境から逃げた方がいいです。しかし、毒親は物理的に離れても嫌がらせやお金を求めてきたり、責め立てられます。それでも、逃げる事が大切です。あなたに危害を加えるのであれば家族であろう関係ないです。

毒親と縁を切ったら得られるものと失うものをまとめた記事もありますのでそちらもどうぞ

毒親だと気づいた中学生時代の経験

私の家は自営業をやっており、幼いときから仕事を手伝っていました。中学生になると自分の事や環境について友人と話すことでおかしいと気づき家族に疑問を持つようになりました。

疑問に思ったおかしな経験を紹介いたします。

  • ご飯は家族が食事した後の残り
  • お風呂は最後
  • 実家の仕事を優先(休日や平日家に帰ったら)
  • 仕事が終わらなければ友人と遊べない
  • テスト期間であっても仕事優先
  • テストは90点以上で無ければ罵倒
  • 仕事をしなければご飯は食べれない
  • 病気になると暴言や暴力
  • 家で横になると蹴られる

上記で挙げた通り、自営業ならでは全てにおいて仕事が優先の家でした。

繁忙期は友人とは遊べず寝る時間を削って仕事の手伝いをしていました。そんな生活を繰り返していると体調を崩してしまいます。しかし、体調を崩したのがバレると罵倒や殴られる可能性があるので必死に隠して生活していました。

私にとって家は休める場所ではありませんでした。学生なら夏休みや冬休みの長期休みは楽しみに思えたかもしれませんが、私にとっては実家で仕事をしないといけないと考えてしまい憂鬱でした。

テスト期間であっても仕事が優先で、仕事が終わるまでは勉強すら許されません。なので、テスト期間はほとんど寝る時間が取れませんでした。テストの点数を落とすと罵倒が待っていたのでやりきるしかありませんでした。

小学生までは、これが普通だと思っていたが、中学生になり理解するようになるとこれがおかしい事だと気づくようになりました。

これを読んだほとんどの人が、絶対おかしいと思うかもしれませんが、毒親育ちにとってはそれしか知らないのと親に怒られないようにすることに精一杯で気づけないのです。

毒親から逃げると決めた高校時代の経験

高校は、進学校に行きたかったのですが、実家からの反対があり商業高校に行くしかありませんでした。私自身高校は、通過点で大学も反対される可能性もあるため学費を稼いで県外の大学に行き実家から逃げようと考えました。

高校時代の毒親エピソード

  • 学校に行く前の仕事が優先で学校にも遅刻
  • 妹も含め理不尽に罵倒や暴力をうける
  • 暴力や暴言を見ても親は自分達も受けているから我慢しろという

中学時代とかわらず仕事が優先での生活でした。高校の選択も自由に行うことが出来ず。商業高校であれば経理の仕事も覚えることが出来るとのことで高校に入ることが出来ました。しかし、商業高校に入ると常に他人の子供は進学校に行ったのにお前は出来が悪いと言われ続けるようになりました。

高校に入ると、家族からの暴言や暴力が多くなり18歳になれば逃げれると考えて日々耐えてきました。妹を庇っても親からは余計な事をするなここに生まれたのだから仕方ないと親とは思えないセリフに私はこの人たちは自分達さえ良ければ子供を捨てることが出来るんだろうと思うようになり。

家族という存在が自分の人生にとって必要ない物だと感じました。

学校での友人の家族とのエピソードを聞いてもイメージできずドラマの世界なんじゃないかなと現実感を感じませんでした。結果幸せそうな家族を持っている人は特に悪いわけではないのですが、嫉妬をしてしまい上手く付き合えませんでした。

気がつくと周りには家庭環境があまり良くない友人が集まっていた気がします。同じような境遇の仲間がいるだけで私は幸せだったと思います。

大学に逃げるとしても受験勉強はできないものだと考えていたので、指定校推薦を取るために学校での成績は落とさない程度勉強をし、生徒会役員になったり部活の副キャプテンになることで内申点を獲得していました。

学費や生活費に関しても期待できないので、平日、休日問わずアルバイトをし家族にバレないようにお金を貯金していきました。

高校三年生で奨学金を申請しよう思いましたが家族の許可が出ませんでした。結果、自分の貯金で大学に行くことになりました。

実家から離れた 大学時代

なんとか実家の経営をなんとかしたいとの理由で大学に行くことの許可を得ることが出来ました。

県外の大学に行くことができ一人暮らしをすることが出来ました。なんとか高校時代の貯金でまかなう事ができました。

大学時代の毒親エピソード

  • テスト期間関わらず 県外の展示会や出張を強制的に命令
  • 妹がリストカットを行い 何するかわからないからと預けに来る

大学生になってからは、実家にも帰る事も連絡することもないので実家からの束縛から逃れやっと自分の生活を送れるようになりました。

そんな日々も長くは続かず…

定期的に突然メールが入り、県外の会社のアポや展示会の営業の指示が入りました。突然なので無理だと断っても先方に伝えてあるからやらなきゃ問題になるぞと脅され、最終的に行くことになります。

この時に私はやはり実家からは逃げれないのかと吐きそうでした。

営業経験もない中、誰にも頼れず1人で商談や展示会を行いこなしていきました。

しかし、そんな予定もテスト期間にも被ることがありました。テストを受けなければ単位は取れません。その旨を連絡しても関係なしに行けという始末…普通の人からしたら行かなければいいやと思いますが、その当時の私は言う事を聞かなければ何をされるか分からない恐怖で言う事を聞くしか考えられませんでした。

もちろんテストを受けないと単位が取れず…実家は単位を落としたことについて「遊んで学業をしっかりしていないだろう」とひたすら罵倒され続けました。

大学時代に一番びっくりしたのが、妹がリストカットをしたことです。

突然家のインターホンが鳴ったと思ったら、両親が「妹がリストカットをしたから、今後何しでかすか分からないから学校休ませるからお前のところで何とかしておけと」言い残し帰っていきました。

この時は、子どもが大変な時に守ってやるのが親だろうと思いたかったんですが、この親に期待するだけ無駄だと感じました。子供が働くのに必要なければ実家にはいらないそういう風に感じました。

妹のメンタルケアを行い2ヵ月ほどで妹も安定を取り戻し、実家に帰る事になりましたが妹を実家に帰していいのかとても不安でした。

しかし、私自身もそこまで考えられる余裕はありませんでした。自分を守るだけでも精一杯だったのです。

大学を卒業したら実家の仕事に入れと言われていましたが、家に帰ったら一生奴隷のままになってしまうと思っていたので、黙って県外の会社に就職しました。

毒親に邪魔される人生 社会人編

就職してしまえばもう逃げられると本気で信じていました。しかし、これは間違いでした。

毒親から逃げようと思っても簡単には逃げられません。

そんな社会人になってからのエピソードがこちらです。

  • 本社に辞めさせろと連絡が入る
  • 知らない間に貯金が引き落とされている
  • 勝手に保険が契約されていた
  • 婚約者のあいさつで菓子折りを捨て罵倒
  • 結婚式ドタキャン
  • 弁護士を使いお金を請求
  • 恐喝

無事就職して、働き始めましたが本社に辞めさせろと連絡が定期的に入り社内で変な噂が流れてしまい働きづらいなか現在も働いております。

節約生活をしていたのですが、全然貯金がたまっていなかったのです!!

実家に通帳が置いてあることを思い出し、キャッシュカードから残高を確認すると給料の支給と支出を差し引いても余分に減っていることが分かりました。実家にお金が引き出されていたのです。

どう交渉しても通帳が返してもらえなかったので、口座を解約しました。すると今度は保険の引き落としができないとの通知が…勝手に保険契約がされていたのです。

なので保険を解約をしたのですが、これが後ほど大きな問題に。

社会人になり数年後、婚約者ができ実家にアポをとり、挨拶に一緒に行くとまさかの婚約者の目の前で菓子折りをごみ箱に捨て罵倒をされるという…私達は一瞬理解が追いつきませんでした。その日は話もできないと考え帰りました。

それからは、結婚を考えていると休日実家に何度も足を運び承諾を貰いに通いました。その結果、式をすれば籍を入れる事を許可してくれるとのことで予定していなかった式を挙げる事になりました。

約一年後の式を予約し準備をしていきました。しかし、式2週間前に突然実家から「やはり、許可しない」との連絡があり正当な説明もなく私の親戚一同は参加しないことになりました。

親戚でも20人の穴が空いてしまい、相手方にも迷惑がかかると考え私はもう完全に家族を捨てる決意をし友人や恩師を頼り人数を調整し式を挙げました。

費用などは想定以上にかかってしまいましたが、自分の行動の結果だから仕方ないと考えました。

これ以降しばらく実家から連絡もなかったのですが、半年後突然弁護士が解約した保険のお金や今まで生活にかかってきた費用を請求してきたのです。

めちゃくちゃな内容であっても弁護士はそれっぽい事を言うだけで素人には分からないので私も弁護士に相談をし払う必要はないとアドバイスをもらいました。

それからも、払う気はないと伝えると今度は引越した新居の住所を興信所を使い特定したみたいで休日に突然家に入る前に羽交い絞めにお金を払えと恐喝されました。

私自身こうなる事も想定し、アルソックとオートロックのあるマンションに引越ししたのですが、まさか家に入る前に待ち伏せされていると思わずビックリしました。

警察を呼ぶことでなんとかなりました。

現在もまだ弁護士を使い色んな理由でお金を請求してくる状況です。

毒親から逃げる為にしておく事 まとめ

私の経験から毒親から逃げるのに知っておくと良い事をまとめておきます。

  • 貯金はバレないようにしておく(バレるとお金はとられるため)
  • 逃げる計画はしっかりと立て、悟られないように逃げるタイミングを考える
  • 18歳を越えてしまえばある程度は自分で契約関係ができる
  • 賃貸は身元保証をしてくれる会社が使える物件にする
  • クレジットカードは早めに作っておく
  • 引っ越したら伝えない+住民票も動かす
  • 家バレして迷惑行為があればすぐ警察に連絡(一回では対応してくれない、何回も連絡することで実績を稼ぐ)
  • 電話は変える
  • 毒親は血のつながりはあるが家族だとも考えないようにする

毒親から逃げるのに大切なのは、毒親から逃げる意思をしっかり持つことだ。意志が弱いと、親に見捨てるのかという言葉や脅しに負けて逃げれなくなってしまいます。親はあなたを利用することしか考えていません。他人だと割り切って考えてください。

逃げる為には資金をしっかり貯めておく必要があるます。貯金がバレるとお金を持っていかれる可能性があるため。親が知らない口座にお金を入れるようにしましょう。

お金が貯まって逃げることが出来れば、同時に住民票の移動、携帯の解約を行う事で関係をある程度切ることができます。

そこまでしても、残念ながら相手が本気であれば興信所などを使われると私のようにバレてしまいます。

バレたとしてもオートロックマンションやSECOMのある物件であれば被害を受ける可能性が低くなります。

よく何かあったら警察に言えば何とかなると言いますが、警察はそんな簡単に動きません。簡単に動くのであればストーカーで殺人事件が起こりません。警察を動かすためには何回も被害を訴える事が必要なのです。

いくつか、毒親から逃げる為に大切なことを紹介いたしました。

毒親から逃げる事は大変ですが頑張ってください。1人でも毒親から解放されることを願います。