お金がある程度持つようになると、周りから投資の話が入ってくるようになります。
話を聞いてみると、なんと年利２０％で投資をしたらほったらかしでＯＫなんて甘い話だった。それほどいい話だったら投資してみるのもありかもと思いますよね？
それはポンジ・スキームと言われる詐欺の手法かもしれません。時代が変わっても次々と品を変えて現在でも騙される人はいっぱいいます。
私自身、ポンジ・スキームと分かっていて実験で投資も行ってきましたが、全ての甘い話は詐欺でした。
今回は、そんなポンジ・スキームの手法と対策をご紹介いたします。
ポンジ・スキームとは
ポンジ・スキームはチャールズ・ポンジという人が考えた詐欺の手法の事です。
この詐欺は応用が利きやすいので、いくらでも騙せるので世界中の詐欺師が使う手法です。
ポンジ・スキームの手法
１．年利２０％などの高配当の投資案件を宣伝し出資者を集める！！
ビットコインのバブルの時は、ＩＣＯという名目で沢山のポンジスキームの案件がありました。youtubeの広告でも一時期流れていた「ice rock mining」など高額な配当によってお金を集めていました。
２．最初は投資内容通りの高額配当を配る
大体この投資詐欺の募集は第四期など分けられている場合が多いです。最初の１期目で投資した人は、予定通り配当が入り安心します。
３．この配当金につられ出資額を増やしたり、新たな出資者を増やす
最初の配当が本当に入ったことにより、もっと配当が欲しいとより出資を行います。また、１期目の人の配当のおかげで宣伝になり、また新しい出資者が増えていきます。
４．出資額が一番良いときに音信不通になる
上記の方法で出資額を集めて、出資が一番は行った時に突然いなくなります。連絡も完全につかないです。架空の住所であったり、海外を拠点にしていたりと確認がとりにくくなっています。
簡単にまとめ
１人１万の出資金を募り１００人集まった場合、詐欺会社は１００万手に入れます。1人ずつ毎月１０００円配当を配っても90万手元に残ります。それを繰り返して出資金額を増やさせることで、例えば９０００万になったタイミングで配当も払わず突然消えてしまうという手法です。
最初は、配当がもらえるので投資初心者は利回り相場も知らず騙されてしまいます。
ポンジ・スキームに騙されないようにする方法
１．私募ファンドに投資をしない
投資会社などではなく、ネットや知り合いの紹介の投資などには投資をしないようにしましょう。めちゃくちゃ詐欺に遭いやすいです。その先輩もポンジスキームだと気づいていないかも…
２．利回りの相場を意識する
大体の利回りは良くて４～８％位です。８％も危ういですが、それを越えてくるととてもリスクが高い商品か詐欺になります。年利２０％なんて商品があればほぼ間違えなく詐欺です。
まず、そんないい話があなたの耳に入ること自体がおかしいです。そういった上手い話はお金持ち同士のネットワークやその企業が隠れてやるものが普通です。あなたの耳に入るという事は、あなたを食い物にしようとしているという事なのです。
３．有名人もやってる！！ＣＭがあるから安心するのはダメ
有名人もやっているといっても、お金を渡されてやっているだけかもしれません。ビールのＣＭでさせも芸能人は広告費をもらって美味しいと言っているのです。ＣＭもお金さえ払えば誰でも出せるので信用の証明にはなりません。
２でも話したように宣伝を行うという事は、カモを増やそうとしているという事を覚えておいてください。いい話は、あなたの元に来ません！！
４．ローリスク・ハイリターンはアウト！！
世の中にローリスク・ハイリターンなんてものはほとんどありません。あるとしたら政治家達の利権ぐらいです。
しかし、詐欺は良くこの言葉を使いリスクを怖がっている人たちを勧誘します。ハイリターンを得る為には、沢山のリスクを負わないといけない事を覚えておいてください。
確実に儲かるという言葉も良く使われますが、世の中に確実にずっと利益を出し続ける事は不可能です。「確実に」というキーワードがでたら逃げましょう。
５．出資案件の所在をしっかり調べる
出資案件の内容や所在地、参加メンバーをしっかりと調べるようにしましょう。
住所をグーグルで調べて会社があるのか空き地なのか？電話は繋がるのか？参加メンバーのFacebookを調べて直近で使ったものではないのか？更新されているのか？ここまで調べれば、この内容が詐欺なのかある程度分かります。
私が調べた結果、参加メンバーの写真をネット検索で調べてみるの名前が違い、ネットから適当に拾ってきた人の画像を加工しホームページに載せていたというところもありました。少し調べれは簡単にわかります。
詐欺会社からすれば、それすらもできないカモが集まればいいだけの話なので結構作りこみが甘いです。
ポンジ・スキームに投資してしまったら
もしかしたら、自分の投資している先がポンジ・スキームかもしれないと思った方、まだ間に合うかもしれません。
ポンジ・スキームは出資金額がある程度集まってから逃げるので、その前の早い段階であれば、配当もいただきつつ元本も回収できる場合が多いです。
なぜなら、ネットが盛んな現代で悪い情報がでて出資者が減るぐらいなら穏便にお金を返す方が詐欺会社からすると都合がいいのです。なので、早い段階であれば連絡し返金を要請しましょう。
投資家の中にはポンジ・スキームと分かって出資し、最初に配当を貰い相手が逃げる前に元本を回収し利益を出している人もいます。
まとめ
世の中に聞こえの良い話はあなたにとって実は良い話では無いことがほとんどです。
信用できる人からの投資案件でも詐欺の場合もあります。
自分で見極めれない…不安だと少しでも思ったのであればしっかりと断るようにしましょう。
お金はとても大切なモノです。自分でしっかりと守っていきましょう！！
